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新入り「うに助」と野犬の事 

2018, 01. 26 (Fri) 14:51


こんにちは。

今回はちょっと長くなります。

新入り「うに助」の事と、うに助のいた環境についてです。

2017年12月22日、十勝総合振興局の担当者さんから、収容犬について相談がきて、
25日に新得保健支所へ会いに行ってきました。

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会いに行った日に撮った写真です。

めんこい犬が「これ以上行けないよ」って所まで体を寄せて、黒衣から逃げようとしていました。
黒衣が身体を触っても、攻撃性が無く、ただただ震えているだけでした。

この日は面会だけで帰宅しました。

今、わんわんほーむで預かれる犬の数は2匹です。
とっとがいて、じゅんちゃんがトライアル中。
正直悩みました。
じゅんちゃんがトライアル失敗で戻ってくる可能性も絶対ないとは言えないからです。

面会し、黒衣でも扱える子だと判断できたので、じゅんちゃんが仮に戻って来たとしても、引き取ろうと翌日には覚悟を決めていました。
(前回のブログでもお伝えした通り、じゅんちゃんはめでたく新しい家族が出来ました(≧ω≦))


12月28日に迎えに行きました。

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また隅っこにいるよ(^▽^;)

それでも抵抗することなく、ちょっと誘導したら自らクレートに入っていきました。
おお!とってもお利口さんだね~


その後、犬生初のシャンプーを体験。
まぁ、お湯が黒い黒い(笑)
ちなみにノミのフンが付着していました。
(水に浸すと、赤くにじみます)

あぁ、25日に駆虫薬(ノミの卵にも効果あり)つけてきてよかった~
ノミはダニより厄介ですので( ̄▽ ̄;)

冬でも何でも、野犬にはノミダニが付いていると思っていますので、必ず引き取る前に駆虫薬を付けています。

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さ、今日からここが新しい(仮の)住まいだよ~
仮名も「うに助」に決まりました!

翌日から庭でお外の練習をしました。
歩けなくてもいいので、色んな音、人、物に馴れてもらうのが目的です。
人も車も少ない夜からスタートしました。
2週間後には自力で町内一周するくらいまでに成長しましたよ!


そんな成長著しい うに助ですが、ここからは うに助のいた環境のお話をしたいと思います。

うに助を引き取った足で、うに助を捕獲した役場に話を伺いに行きました。
(年末のお忙しい中、突然の訪問にもかかわらず真摯な対応してくださって本当にありがとうございます)

うに助は集団で行動している野犬の子供だそうです。
親犬とみられる集団(8匹ほどいるみたいです)は賢く、捕獲器に入らないそうです。
牛の胎盤を食べていたり、牛の飼料を食べているとのこと。
別の集団は子牛を捕食しているそうです。
これは完全に「野犬(ノイヌ)」に該当します。
酪農家さんにとっては死活問題です。

どうしてノイヌが存在するのでしょうか?
うに助がいた地域は捨て犬が多いそうです。
役場担当者さんから話を聞いて、はらわたが煮えくりかえりました。

・ある場所で、箱に子犬が入っていて放置されていた
・他人の敷地内に、犬をつないで捨てていった
・人馴れしている雌犬が放浪している。捕獲してみると妊娠していた…


ノイヌが存在する理由。
それは適正管理・終生飼養が出来ない「人間」が存在するからです。
捨て犬が野良犬になる。
その子供が野犬になり、そのまた子供がノイヌになる。

産まれてくる子に責任が持てないのなら、不妊去勢を!(雄犬も必要です!)
終生飼養出来ないのなら、責任をもって新しい飼い主を探す
捨てるなんて言語道断です!

愛情と責任が持てないのなら、動物を飼う事をあきらめてください。

うに助のような子を増やさないでください。
うに助は運が良かっただけです。
うに助と似たような子たちが、皆さんの知らない所で命尽きている現実を知ってください。


動物を飼うという事は、
お金がかかります。
時間も必要です。
行動にも制限がかかります。
犬の場合、躾も絶対必要です。
広い心と知識も必要です。

このような覚悟が出来ないなら、飼うのは困難でしょう。

よく笑顔の飼い主さんと愛犬を見ることがあります。
きっと色んな事を経験し、乗り越えてきたからこその笑顔なんだと思います。

さ、黒衣も うに助の笑顔を引き出せるよう、順化を頑張りすぎない程度に頑張っていきます!
時間はかかると思いますが、皆様見守っていてください!

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(家の中を探検できるようになったけど、動きが早くて残像になっている うに助(笑))













4 Comments

たむ  

じゅんいちくんの卒業おめでとうございます!
嬉しい報告と、悲しい現実の報告。
確かに「犬を山に捨てたことがある」と、70~80代のお爺ちゃんお婆ちゃん世代からは聞くこともありました。この事実がうに助くんのような命を生み出す事になったのですね。
間違ったことをした方々の孫世代として、この事実を受け止めてできることをしていかなければいけないと思いました。

2018/01/27 (Sat) 11:54 | REPLY |   

わんわんほーむ  

たむ様

こんにちは!
お久しぶりです。
じゅんさん、とっても幸せに暮らしていて、本当に嬉しいです。

お爺ちゃん・お婆ちゃん世代はそれが普通だったと思います。
ですが、今は違いますよね。
どこまでできるか分かりませんが「少しでも次の世代に正しい知識を」と思って活動しています。
また、次の世代に今より少しでもいい状況でバトンタッチできれば…とも思っています。

たむさんのお力も必要となるかもしれませんよ!
今後とも、よろしくお願い致します。

2018/01/31 (Wed) 14:37 | REPLY |   

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2018/02/12 (Mon) 16:28 | REPLY |   

わんわんほーむ  

非公開コメント M様

はじめまして。

この度は、うに助に関する申し出、ありがとうございます。
また、わんわんほーむの活動にご理解していただき、重ね重ねお礼申し上げます。

わんわんほーむの規定に
「帯広から車で2時間までの譲渡範囲とします。(大体片道100km程)
(問題があった時、すぐ駆けつけれるように)」とあるんです。
(犬の性格や順化の程度によっては、当てはまらない犬もいます)

これは、元野犬は順化させたと言え、どんな行動を起こすか分からないので、万が一逸走・脱走などがあった際、
すぐ駆け付けれる距離を設定しているのです。

また、うに助はまだ基本的な医療を行っていないので、募集をかけてはいません。
質問等ございましたら、wanwanhome5@yahoo.co.jpまでお願い致します。

ご理解のほど、よろしくお願い致します。

2018/02/13 (Tue) 15:53 | REPLY |   

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